元服。

ちょっといまさら時節はずれなんですけれども、
3月にね、行ったの(つか帰ったの)、京都。
ムスメが数えで十三になったので、十三参りをしました。


関西、特に京阪神出身の方はご存知では。
数えで十三になった子ども(昔は主に女子)が
京都嵐山の法輪寺に成長を報告しつつ、知恵を授かりに
お参りするのです。時期は本来の十三参り3月13日から
一ヵ月後くらいまで。
関西版の七五三? 一種の元服式ですね。


大抵はお着物着てね。まだ体格が充分でないので
お振袖の肩をつまんで縫って着ます。初めて振袖に
袖を通すってのがお姉さんになった気分なのです。


んで、受験も終わったしってんで、小学校の卒業式の
翌日に京都へ大家族でびゅーんと行き、ホテルの衣装室で
着物を借りて(1回こっきりとは言え、まぢで泣くほど
高かった)、翌朝一番で美容院で着付け、タクシーで嵐山へ。





着物姿の女の子や男の子を囲む家族連れが何組もいる中に混じって
さっくりとお参りをして、渡月橋も無事に渡り(わたる途中で
振り向くとせっかくお寺で授かった知恵を失ってアホになるという
言い伝えが)、松籟庵で湯豆腐食べて帰ってきました。


とりあえず、上の子は元服させたぞ感が。
ダンナは何を思ったか村上龍の『13歳のハローワーク』を贈ってた。
子育てとか受験とか全部一区切りつけて、なんか子どもを送り出す
感じの春だったの。