『素敵ママ(笑)』カワサキ取材、その舞台裏。

【メルマガコラム】2003/09/05

カワサキさんちの親子の『食』のこだわりをぜひ」と、某主婦誌別冊の取材
 申し込みが我が家に。
 「うちのコダワリっすか?えー、あるようでないんすけど〜」
 「キッチン、ダイニング周りで撮影もしますので、では当日に」と、編集K氏。

 その言葉に戦慄したカワサキ(実は掃除が苦手)、せっせとキッチンを磨き、
 取材当日を迎えました。母と娘とで異様におめかしし、自分は出ないので気楽な
 オットが「何をいまさら見苦しい・・・」と冷やかす中、母子の緊張は頂点に。

 ところが、やって来たカメラは一度もキッチンに入らず。
 緊張するカワサキの、アワアワと焦点の合わないインタビュー後、
 「ダイニングで撮りましょう。じゃ、目線くださーい」
 と、ダンディーなヒゲのカメラマンM氏に声をかけられるも、ド緊張の母子は
 引きつる笑顔。特にシャイなウチの娘は、目が真剣(マジ)。何度も何度も
 シャッターを切ってもらい、やっと口元に緩みが出て、撮影&取材終了・・・。

 あぁ、疲れた・・・と嘆息するカワサキのもとに、K氏から取材原稿が送られて
 きました。プロの編集者って、さすがうまいなぁ。カワサキ、すんごい「いい人」
 に変身してます。以下、抜粋。

 編集前:カワサキ「モットーですか?あ〜、子どもには『うまいものを食えば
 人生もうまくなるから、うまいもんは探してでも食え!』って言ってるっす」
   ↓↓↓↓↓
 編集後:カワサキ「わたしのモットーは、『美味しいものを食べれば、人生も
 美味しくなる』ってこと。いつも子どもに『美味しいものは探してでも食べなさい』
 って、言っています。」

 編集前:カワサキ「普段の食卓?いや〜全然アメリカ風なんかじゃないっすよ。
 まるっきり純ジャパ(注:純粋に日本風)で。胃も丸々ニッポンジンなんで、
 やっぱ米・ミソ・ショーユの三拍子っす!」
   ↓↓↓↓↓
 編集後:「海外経験を通して、日本の食生活ってとてもいいものだと見直しました。
 大切にしていきたいですよね。」

 編集前:カワサキ「最近のお気に入り・・・ねぇ。あ〜、近所のそば屋に行って、
 そば焼酎そば湯で割って飲むのとか、気に入ってるっす」
   ↓↓↓↓↓
 編集後:(削除)

 「編集後」のカワサキさんてば、別人じゃ〜〜ん。編集K氏も苦労なさったんだろ
 うなぁ。そっか、イメージコントロールって大事なのね。学ばねば。
 「すてきなママ」(笑)というご期待(?)を裏切ってスマンのだが、現実は
 かくや。て〜んでダメダメでございます。今回もいい勉強になりました・・・。