で、[嫁]としてのカワサキってどうなの?事件簿

【メルマガコラム】 2003/11/21

「嫁」としてのカワサキ……いままで語られなかったその側面について、今日は
 断片的な、しかし本質的な議論をしてみようと思う。

 事件ファイル1.”オットの実家のセコムにつかまった”

 カワサキのオットの両親は、カワサキが結婚して2年後くらいから米国駐在で、
 昨年末ごろに再び帰国した。もともとオットが小さいときも米国駐在だったし、
 仕事や趣味でみんなてんでに世界中行ったり来たりで、多忙な人たちである。

 さて、両親が駐在中、カワサキは留守宅となっている彼らの日本宅(都内)に車を
 置かせてもらい、近くの街で買い物と洒落こむことにした。車を停め、ふと
 自然現象に呼ばれて娘と2人でトイレを借りようと留守宅のカギを開けた途端、
 ビービーとサイレンが。セコムの「侵入」サイレンを鳴らしてしまったのである。
 真っ青のカワサキ。何てったって、留守宅の「オットの実家」に「侵入」して
 セコムを鳴らすなんて、もう嫁として言語道断。やって来たセコムの人に、
 「長男の嫁です(この時点で既に汗だく……かなり怪しい)」と説明、家族全員の
 生年月日を正確に言うことができてサイレンは止めてもらえたものの、米国の両親
 のもとへ報告が行った。小1時間鳴り続けたサイレンに娘は怯えて泣くし、どう
 釈明していいものやら、カワサキだって泣きたい気分。でも国際電話で、笑って
 許してもらえた。寛容だなぁ。それこそ泣けてしまう。

 事件ファイル2.”義母のお気に入りのティーポットを焦がした”

 オットの両親は、聞くところによるとかなりのお坊ちゃまとお嬢様で、それぞれ
 大阪・神戸(阪神間というのか)のやんごとなき環境でそれはそれは大事に
 され、健やかにお育ちあそばれた。

 そんな義母の朝食のお気に入りは、「お紅茶とトースト」である。彼女は朝飲む
 紅茶を愛していると言ってもいい。だから、その紅茶にまつわる雑貨にはかなり
 こだわりがあるようだった。

 たまたま義母が留守の時に、オットの実家に遊びに行ったカワサキ。「お茶の用意
 をしますねー」とキッチンに立ち、「勝手はお分かりですか」と義父に訊かれて
 「だいじょぶ、だいじょぶ〜」と答えた次の瞬間、やかんと間違えて義母の大切な
 ティーポットを火にかけた。メタリックでモダンなやかんっぽい形状のそれは
 しかし、火に耐えうる構造ではなかった。ゴムの部品が燃えて溶け出し、異様な
 臭気に包まれるキッチン。「たっ、た〜す〜け〜て〜ぇ!」と情けなく叫ぶ
 カワサキ

 この件もまた笑って許してもらえたものの、そのティーポットはヨーロッパ製で、
 「アメリカのお店で一点しかなかった」ものなんだそうな。く〜っ(涙)。

 以上2件、総括するに、嫁としてのカワサキはかなりダメダメである。っていうか、
 なんか見る者に哀れを誘うような気がする。でもそんな嫁でも笑って許して
 くれる(諦められているのかも……?)両親には心底感謝するのみなのだ……。