川崎市出身のカワサキ、川崎駅開発に思う。
春休み。珍しくホントーに何もない日を何日か確保できた
(っていうか放棄した)ので、うれしさのあまり(ワタシが)
連日子連れであちこち出掛けまくっているのでした。
カワサキ一家がこよなく愛する動物園に行ってオカピ(キリン科)
(写真↓by[横浜・鎌倉]ガイド田辺さん)を拝んだり、
ご近所に新規開店した「スローフード」系人気カフェに行って、
戦場のような大混雑ぶりと殺気立った客たちに恐れをなしたり(でも意地で食べた)。
「す、スローライフはどこへ行ったんですか?」
ほんで先日、グランドオープンした「ららぽーと横浜」は混んでる
だろなぁ、じゃぁ川崎にしよう、とエンヤコラと電車に乗って行った
ですよ、「ラゾーナ川崎」。
スバラシイなぁ、あの何とも猥雑な川崎市駅前に、こんな健全でオープンエアなショッピングモールができたなんて。
カワサキは、川崎市出身。人生の25年以上を川崎市北部在住で過ごしてきたので、このショッピングモールができる前の東芝川崎工場とか、よく知ってるのです。
川崎駅というのはどうにも猥雑なイメージがずっと抜けず、
「よいこは行っちゃダメよ」な雰囲気があったのは否定できません。
お馬さんがみんなで一斉に走る場所が近くにあるためか、耳に
赤エンピツ挟んだおっちゃんが競馬新聞片手に昼間から
カップ酒飲んでたり、駅の南に出ると、市役所や法務局に混じって
かなりハードコアなオトナのお店
が並んでいたり。
でも、長い間神奈川の中で暮らして、神奈川のあらゆる地域を
見てきましたが、どうしてなのか川崎駅が好きです。多分、
猥雑を許す空気
が、好きなんだと思う。それこそ「清濁併せ呑む」、
ごちゃ混ぜな感じが。
だから、ラゾーナ川崎も、オシャレなファミリーやコギレイな
若者向けに頑張ってるんだけど、客は猥雑なの(笑)。
そこが、どんなにタワーマンション開発しても、宅地開発
しても、大学誘致してもオシャレショップ連れてきても
いい意味で山の手にはならない、川崎の底ヂカラだと
思うんですけどね。
街は、コギレイなだけじゃダイナミックな「まち」にはならないです。
ダメな部分とか、コキタナイ部分があるからこそ、人が動く。
でも、「できればダメじゃないほうがいい」「できればキレイに
してたほうが気持ちがいい」「もっと良くなるにはどうしたらいい?」
って、みんなで上を見る気持ちがあって初めて、まちは育つ。
ダメとかコキタナイのための場所も確保しつつ。
人も、子育てもおんなじかなって。
そんなこと考えつつ、川崎には画期的なほど健全なオープンエア
スペースで、健全な風を感じながらスタバのラテを飲んでいたら、
ムスコが噴水の池に飛び込みました。(しかも助走つき。やめれ)
柳原可奈子のネタで、
「船橋のららぽ、マジ熱いよ?109(マルキュー)、メじゃないって」
って言ってたので、とりあえず今度はららぽも行こう。