倒錯夫婦。(2007年9月)

休日のオットとの会話、覚え書き。

 オット 「(冷蔵庫を開けながら)おっ、卵焼きだ。作ったの?」

 ワタシ 「おー、久しぶりにね。コドモたちに受けました」

 オット 「うまいじゃん。今すぐにでも嫁に行けるね。いい人見つけろよ
 (ぽんとワタシの肩を叩く)」

 ワタシ 「ちょっと待て。嫁に行けるって、じゃぁこの二人、ユーアンドミー
 の関係は何すか」

 オット 「哲学的な質問だ」

 ワタシ 「結婚とは人類の叡智への挑戦ですからね。……うん、二人はペット
 と飼い主ってのはどうすか」

 オット 「それはオレが飼い主?」

 ワタシ 「いや、キミがペット。……それが気に入らないなら、鵜と鵜飼い
 ってのは。もちろんキミが鵜」

 オット 「それはなんか嫌だな。ペットというのは、その対価を求められて
 いないけど、鵜ってのは鮎を獲って初めてその存在を認めてもらえるわけ
 でしょう。ペットより格下の気がする」

 ワタシ 「確かに、ペットは『君がいるだけで』の世界だからなぁ。
 鵜の過酷な生活に比べて遥かに好待遇。じゃぁ、ペットと飼い主って
 ことに決定」

 オット 「良かった。鵜じゃなくて」


 そんなわけで、オットは自主的な選択により「ペット」の立場に決定。
 それでいいのか、オット。