脳内麻薬と育児洗脳!?

【メルマガコラム】2003/07/04 

婦人画報社の「25ans」を読んでいたらば、なるほどと唸る記事が。

 中村うさぎさんが、出産・子育てについて「『子どもはいいわよ〜アナタも
 産んだらわかるわよ』と語るオンナは、どこか宗教がかっている」と。しかも、

 「出産の時に宇宙とつながったとかいう話は、絶対に出産時に分泌される脳内
 麻薬でラリっているとしか思えん」

 「出産後の2時間ごとの授乳で、眠くてモーローとしている所に赤ん坊が泣き続け
 ていると、『この子が生きがい』とか思えてくるのは、洗脳と同じ仕組みだ」

 等々の主旨で書いておられました。さすがだ。実感として、多分真実だと思う。

 カワサキも母性を信じていません。母性は子育てを通過するうちに作られる
 もので、多分うさぎさんの言うとおり、そういう「洗脳」を受けて深化するんで
 しょうね。だって、チンパンジーも育児を教えてもらわないと、育児放棄するん
 だもの。

 人間の育児は、おそらくこの「洗脳」プロセスが生物学的にプリインストールされ
 ているんでしょうね。でもってその洗脳がまた、気持ちよく身を委ねちゃうように
 できてるのよねー。生き物って、ホントうまくできているよなぁ。感心しきり。