英語版ハリポ、マル秘話。
【メルマガコラム】2004/03/26
ある休日の書店レジの列にて。カワサキが並んでいると、
「あっ、おまえ本買う気かっ。」とオット。
「(見つかったか……)だって、読むものないんだもん」とカワサキ。
「あーのーなー。新しく本を買える立場だと思ってるのかー。うちで
山積みになってるハリー・ポッターはどうすんだ!」(洋書ハードカバー)
「あぁ、漬物石にでもしようと思って〜」(1冊あたり厚さ5cm)
「かーっ!アマゾンで次から次へと買って、結局読んでないくせによく言うわっ。
まずあれ読んでから新しいの買えっ!」
「だって、重いんだもん。持ち運べないから電車で読めないしー、家でじっくり
読むにもまとまった時間が取れないしー、たまに読もうかなーと思うと、
読み始めて5分でホグワーツの森から妖精さんがやってきて『こっちの世界に
おいでよ〜』って誘うから、『そうだね〜』って寝ちゃうわけよ」
「おまえに洋書を買う資格はないっ!」
「(むか)読むときは読んでるもん!」
「じゃぁ、結局途中で放棄したヒラリーの『Living History』のあらすじ、
言ってみろ」
「『アタシってば幼少のみぎりからひときわ優秀だったもんだから、あのアホで
マヌケな夫・ビルの政権時代も乗り越えたし、自分で上院議員にもなっちゃった。
これからも最愛の娘チェルシーと、元大統領のボケナス夫と政治的タッグを組んで、
まだまだ上昇していくわ』って感じかなー」
「……。まぁ、そんなところだな。だけど、あのコーンウェルのだってどうする
んだ〜……(延々)」
こんな会話を、私が新しい本を買うたびに本屋の店頭で交わしているカワサキ。
なんで西原理恵子のマンガ1冊買うのにここまでせにゃならんのだ。
ちなみに、ハリポの原書読みは2年以上前の第3巻「ハリー・ポッターとアズカバン
の囚人」で挫折中。でもミーハーだから、新しいのが出ると、すぐ買わずには
いられないの。そのくせ生徒には
「センセイはハリー・ポッターは英語で読むもんね〜」と威張って尊敬させて
いるんですもの、とても本当のことは言えないわ。
とにかくハリポは物理的に重いですわ。あれは魔法が使えれば、空中にでも
浮かせて読めるのかね。カワサキが5巻に到達するには何年もかかりそうです。