ジェシカ化?

ラノベファンタジー小説をこよなく愛するムスメが入学早々に
入部を決めたのは文芸部……。創作は自宅作業とのことで

「そんなの部活ぢゃないじゃん! ほとばしるセイシュンが
ないぢゃん!」

と私から不評を喰らったムスメ。

で、GWに私と金卵を見まくって私が愛するミシェルの
「安藤とは?」に泣いて喜んでる横で、炸裂するジェシカ姐さんの
絶叫に見入っていたムスメ。

本日帰宅して開口一番

「軽音に入部した。バンド始めていい?」

ってゆった。アイツ、ジェシカと出会っちまった(笑)。

↓Season1だからジェシカ出てないけど。

さて、ハイジの国へ。

どうしたことか酒が喉を通らず、缶ビール一本さえコンプリート
できないシラフな日々を過ごした2008年。

そんなありえないシラフ状態で、子ども二人分の受験で「いい
お母さん」のフリをし続けるのだから、そりゃ体も弱るって
もんだい。

猫も何重にもしてかぶり続けると、ムレちゃうのよ。


さて子ども二人の受験が片付き、ジェットコースターのような
受験生活にようやく終止符が打たれました。ムスコは山の中の
雑木林幼稚園(フリーターと浮世離れした芸術家を沢山輩出する
雑木林大学まである)でサル男児ぶりに磨きをかけ、一方ムスメは
大都会のど真ん中、超ハイテクな校舎で帰国子女星人たちに
囲まれることに。


駄菓子菓子!
↑だがしかし!


それは11月、雑木林幼稚園に入学金と寄付金まで耳を揃えて納入した日、
一つ山を越えてホッと肩の荷を下ろしかけた私に向かって、オットが


「来年から、ハイジの国へ行くぞ」と。


寄付金納めてからゆうなよ、と少々涙目になりかけましたが、
仕方ないさねぇ。サラリーマンだし。

それまで全くスイスなんてところに縁も興味もなかったもんで、
スイスってなんだ、どんな国だと調べたら、北はフランスとドイツに接し、
南はイタリアに接し、仏語と独語が公用語でEUには参加せずユーロは
使えず、ほほぉ。


食生活は、例えるなら大阪では一家に一台たこ焼き器があるがごとく、
スイスじゃ一家に一台チーズフォンデュ鍋があるらしい。
んで、酒はワイン。ふーむむ。


ムスメには、中学受験を終えた時点でカミングアウト。「へへっ、楽しそう」って
キミのおおらかさが救いだよ……。現状では、夏くらいをめどにチーズの国へと
渡るつもりでおります。


さて、前回の「人生が大展開」に対して、予想を頂いたみなさま。
「ビンゴ!」な方がいらっしゃいましたねー。そう、子ども二人の新入園・入学を
力技でなぎ倒し、国民皆徴兵の永世中立国へと海外転勤でした。どーなってんだ。
リコンだと睨んだみなさま。ご心配はごもっとも。でもしませんよ(笑)。


さて、ドイツ語でも勉強せにゃ……。

ヤバイ俺。

ねーさんねーさん、

秋は、受験母にとって鬼門やでっ!


現在、我が家はムスメ中学受験中。ムスコ入園準備中。(←9歳違い)

中学入試まであと150日を切ったプレッシャーもさることながら、
追い込みをかける塾が授業数を増加。現在ウチのムスメは週6で通塾。

そのスケジュールに加えて、塾(ウチは掛け持ち)との面談や
他塾模試の申し込み、資料の入手に学校説明会に文化祭巡りにと、
スケジュール帳は受験関係の書き込みでギュウギュウ。

そこにムスコの入園準備も絡んできて、未就園児教室やら
願書やら出願やら面接やら、これまたいっぱい。

しかも小学校も保育園も、この時期運動会や遠足をしよる。

ここでムスメの成績が思ったように上がらなかったりすると、
もう頭は忙しさと悩みで飽和状態になるのであります。


そんなヤバイ精神状態で日々を過ごすと、ヒドイ目に遭うのだな。


初日、小児科の駐車場に車をバックで停めようとして、あろうことか
車止めを乗り越えて後ろの壁に激突。人生初。

翌日、時速40キロ制限の道を60キロで走っていたとして白バイに
追いかけられ、まさか自分に向かってサイレンが鳴っているとは
知らずにずっと走り続けていて心証最悪。捕まって2点減点
罰則金15,000円。(60キロで捕まるなんてッ!!)やはり人生初。

3日目、こりゃクルマはしばらく乗らずにいたほうが賢明だと
思ってバスに乗ったらパスモ紛失、自宅からえらい遠い
営業所の拾得物係さんから「お預かりしてますが」と電話が来る。
くどいけど人生初。


あぁ〜〜ヒドイねぇ〜〜。自分がコワくて外出られません。
ストレスで十円ハゲできるんじゃないかなぁ、俺。

3歳の恋

息子よ


お前がきのう 幼稚園のお遊び会で出会って

一目で気に入った サラサラロングヘアのあのコ


お前が「手をつなごう♪」と積極的に隣に座らせ

顔をのぞき込んで「名前なんていうの」とたずね

耳元で「かわいいね」とささやいて

完全に口説きに入っていたあのコ


あのコはれっきとした




男子だ




確かにトリッキーなのは認める

名前も容姿も中性的

性格も穏やかとくれば うっかり惚れても仕方ない



でもさ



一緒にトイレ行ったやんか

仲良く並んで 立っておしっこしたやんか


どこ見てんだ?


見てないんだよなー そうだよなー

3歳児なんて 世界丸ごと

見てるようで見てないようなもんさ

わかってるようでわかってないようなもんさ



帰りの車で 母に事実を告げられて

ハニワみたいな顔して驚いていたけど

間髪入れずに

「それでもいいや」って


……ストライクゾーンが広いのは

ある意味 私に似たのか?


息子よ


髪の毛の長さだけで男女を決めてはいけない

いつか渋谷で うっかり背後から

へヴィメタのお兄さんをナンパする男になっちゃうぞ

「それでもいいや」?


……それでもいいや。


 

虫もコナーズ。

今年は蝉が少ない。

蚊も少ない。

ひょっとして、何かの前兆かしらん。




と思ったのは、夏のはじめ。
夏とはすなわち蚊との戦いの日々であると信じて生きてきた
「最も蚊に刺されやすい女」
は、思いがけずカユカユ被害に遭わぬまま、夏を過ごしている。

というのも、私は通説で「蚊が最も好む」という呪われた
B型血液の持ち主で、これまでの人生では集団の中で
間違いなく一番に

「かゆっ」

と声を上げる女子だった。

「えーっ、蚊?」

と周囲が騒がしくなる中、ひとりだけ2箇所も3箇所も
刺されまくる受難の日々だったのである。

そんな私の脚にとまったヤブ蚊をパチッと叩き、

「気をつけないと、脚が真っ赤になるぞ」

なんて言ってくれた頼もしい男子も確か大昔にはいたりで
(大昔過ぎて記憶が定かでない)、甘酸っぱかったり
ラジバンダリ。

「ママは自己チューのB型だから、蚊が天チューを
下しにやってくるんだよ」

なんてムスメは言ったものだが、そう言うそなたも
紛うかたなきB型なので注意されたし。





しかし、今年はめっきり蚊に刺されない。





きっと蚊が少ないのだ、コレは何かの予兆に違いない、
地震かしら何かしらと思っていたら、

お友だちの若いピチピチのお母さんが、2歳のこれまた
ピチピチのお嬢ちゃんと共に、朝から
「こんなに蚊に刺されたー」
と手足を真っ赤にしてやって来たのに遭遇。
そうか、


蚊がいないんじゃなくて、
アタシがもう蚊に「刺していただけない」
だけなのね……。



そう思うと、刺されないのも寂しいものであります。



女も30も半ばになると蚊も刺しに来ねーや、へっ、と
やさぐれていたら、ウチの小さいほうのトイレ床(木製)に
キクイムシなる虫が棲みつき、ボコボコ穴を開けて増えていた。

ひーっ!! と業者に消毒&床貼り替えを依頼して
締めて10万円。


虫は刺さないがムシは湧く、ってか? 
重ね重ね残念な日常である。



注)
整体のセンセイによれば、酒をやめ運動を始めて
血液がキレイになったのも一因ではとのこと。
その温かいご意見に100万票。